このコロナ禍で、オリンピックを開催することは、たとえ来年であっても無理だろう。
そう思いながら、ふと思いだした。
そういえば、オリンピックのチケット買ったんだった。
ネットでの1次申し込みの際に、例のごとく「開会式」「閉会式」「サッカー」「野球」など、限界まで申し込んだ結果、当選したのは「近代5種 決勝」だった。
どんな競技かも分からないまま、料金を支払い、大会が近づいたらどんな競技なのか調べてみようと思っていた。
そもそも1枚のチケットで「近代」の種目が「5つ」(ラン/水泳/射撃/フェンシング/乗馬)も観られるなんて、最高にお得なチケットじゃないか、と思っているのだが、果たしてそうなのか。
そもそも近代5種とは
競技概要
1人の選手が1日の間に、フェンシング、水泳、馬術、レーザーラン(射撃、ラン)というそれぞれに全く異質な5種類の競技に挑戦する、万能性を競う複合競技。「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれる。
当初は1日に1種目、計5日間にわたって競技が行われたが、アトランタ1996大会から1日ですべての種目を行うようになった。
競技の1日の流れ
1フェンシング(ランキングラウンド)
1分間1ラウンドで総当たり戦を行い、勝率によって得点が与えられます
2水泳(200m自由形)
いったんフェンシングは忘れて、みんなで200m自由に泳ぎます。タイムによって得点が与えられます
3フェンシング(ボーナスラウンド)
濡れた体を拭いて、なぜかもう1回フェンシングやります、今度は30秒1ラウンド。「ランキングラウンド」と「ボーナスラウンド」の合計がフェンシングの得点になります。最初にまとめてやっとけよ。
4馬術
制限時間内に様々な障害物をクリアしてゴールします。この競技だけ減点方式らしい。運転免許の卒業検定とかと同じ。馬は持ち込みではなく当日貸与されるのがポイントらしい。
5レーザーラン(射撃5的+800m走行を4セット)
いや鬼か、4セットやる意味。5つ目に走らせるっていうのも悪意を感じる。絶対水泳で終わった方が良い。さっぱりできる。
というようにまさに、キングオブスポーツ
優勝者には金メダルを5つあげるべきだと思うし、「水泳のメダリスト」より、「フェンシングのメダリスト」より、「馬術のメダリスト」より、「射撃のメダリスト」より讃えられるべきであろう。もう「マラソンの金メダル」なんかどうでもよくなる。
会場の移動はどうするの?お客さんはどこで見るの?
東京スタジアムがこうなるようです、観客も選手も移動なし、これは素晴らしい。
競技人口少なすぎ問題
最初のゴスペラーズの動画にも出てくるが、世界の競技人口は300人(日本人は30人)らしい。
とはいえ、「泳ぐ」のが得意で「走り」もまぁまぁで、「フェンシング」やったことあって、「射撃」と「馬」が好きな人なんて、世界に300人しか居ないだろう。
全ての道具を揃えるだけでも大変だろうし、大会の日に持ち込む荷物も大量になるだろう。
注目選手の紹介
ここまで来ると、何とかオリンピックを開催してほしいという気持ちになってきたが、近代5種の注目選手を調べて終わりにする
才藤歩夢(さいとう あゆむ)23歳
なんとキングオブスポーツの5種で戦いながら、モデルという6種目もこなす彼女。
2019年12月に行われた全日本選手権で初優勝。しかしながら、協会が定めた代表選考の基準(馬術を除いた4種目の上位者に代表枠を与える)に、引っかかってしまい、東京オリンピックの代表を逃したらしい。
何やってんだ、協会!
この子を代表にしなきゃダメでしょ
って声はすでに相当数あるようで、延期となった東京オリンピックが本当に開催されるなら、繰り上げ内定もあり得るのではないだろうか。
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